ストレートネックを改善する方法
ストレートネックとは
首のこりや痛み、肩こり、偏頭痛、腕の痛みやしびれで整形外科に行きレントゲン検査をすると「ストレートネック」と診断される事があります。
ストレートネックとは何でしょうか?
本来首はゆるやかなカーブ(前湾)を描いているのが正常ですが、カーブが失われてしまっている状態をストレートネックと言い、「ストレートネック」とは病名ではありません。
正常な頸椎(首の骨)の前湾角度は30~40度と言われています。
しかし、うつ向きでの生活が多い現代人はこの角度が30度以下になっている人がとても多くいます。
ストレートネックは別名ミリタリーネックとも言われます。
ミリタリーとは軍人さんを意味しています。
頭から足先までびしっと真っ直ぐな軍人さんをイメージしたたとえです。
ストレートネックと上部頸椎
首の骨は7つの骨で構成されていて頸椎(ケイツイ)と言い、1番上の頚椎と2番目の頚椎を合わせて上部頸椎(ジョウブケイツイ)と言います。
上部頸椎は、からだのバランスを取り自然治癒力を発揮させるためにとても重要な骨です。
5㎏程の重さがある重たい頭を支えるのも上部頸椎の大切な役目です。
しかし、うつむき状態が多い現代人は頭を支えている上部頸椎に多大なストレスがかかりズレが生じやすくなっています。そして、上部頸椎がズレることにより本来あるべき頸椎の前湾が消失しストレートネックになってしまうのです。
重たい頭をしっかりと首の骨で支えるためには頸椎の前湾カーブが必要です。
そして頚椎の正常なカーブは衝撃を吸収し脳を守るためにもとても重要です。
このカーブが消失することにより、頚椎でしっかり頭を支え切れなくなり首の筋肉に大きなストレスがかかります。肩こりや首の凝りが慢性的になっている方の多くがストレートネックであるというのもうなずけませんか?
頚椎のカーブがなく衝撃を吸収できなければ頭痛も起こりやすくもなります。
ストレートネックは病院でレントゲンを取ればすぐにわかります。
しかし、分かっていても病院ではストレートネックを直せません。
医学ではストレートネックを直す方法がないからです。
病院での治療はストレートネックが原因で起きている症状を緩和するための対処療法しか行いません。
<ストレートネックが原因で起こる症状を改善させるために行われる病院の治療>
・頚椎の牽引
・筋肉を緩めるためのマッサージ
・薬や注射
このような治療を行い症状が一時的に少しでも楽になれば良いのですが
一向に良くならない方も多くいます。
それは、なぜでしょうか?
症状を取るための対処療法では、原因を直してないからです。
その原因とは上部頸椎のズレです。
上部頸椎の調整は背骨を本来あるべき姿に変える対策になります。
ストレートネックによる様々な症状でお悩みの方は部分的な症状を治す対処療法に頼るのではなく、原因である上部頸椎のズレを直す事が症状緩和を早めるきっかけとなります。
<ストレートネックを作る原因>
・長時間のパソコン作業
・長時間のスマートフォンの使用
・寝ながら読書
・デスクワークなどの前傾姿勢
・育児・子育てなどの前傾姿勢
・高すぎる枕の使用
・柔らかすぎるソファーで背中の丸まった姿勢
・むちうちや転倒の後遺症
・無理に作る良い姿勢(バレエ・ダンス)
<ストレートネックが原因で起こる様々な症状>
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・首・肩こり
・首の痛み
・手の痛み・しびれ
・頸椎ヘルニアや頸椎変性症
・自律神経失調症
・不眠症
その他、ストレートネックは原因不明の多くの症状を生み出します。
上部頸椎の調整は、ストレートネックの改善にとても有効です。